- 1 : 2024/03/06 09:46:48 ???
- 「日本仏教の母山」として知られる天台宗(総本山・比叡山延暦寺)が、高僧の性加害をめぐって揺れている。四国に住む住職が、尼僧を14年間にわたって監禁、性暴行、恫喝などを繰り返していたというのだ。そこに、後述する千日回峰行を達成した偉大な存在である「大阿闍梨」も関与していたという。尼僧は天台宗に対し、ふたりの僧侶の僧籍剝奪を求める申し立てを行った。天台宗はようやく事の重大さに気づき始めたようだが、今のところは沈黙を守っている。名門教団のガバナンス不全が、仏教界全体に及ぼす影響は計り知れない。
叡敦(えいちょう)さんは14年間にわたって、香川県の天台宗寺院の住職A氏から性暴力や恫喝、監禁などを受けていた。この加害住職を紹介し、叡敦さんをマインドコントロールし続けていたのが、同宗の最高位「大僧正」の地位にある80代の僧侶(称号は大阿闍梨)B氏だという。B氏は千日回峰行を達成して「生き仏」とも称される存在だ。叡敦さんは大阿闍梨B氏に繰り返し相談するも、叡敦さんを助けるどころか、A氏を擁護し、事件を隠蔽(いんぺい)し続けた。
事の経緯を詳しくみていこう。叡敦さんは、天台宗僧侶を祖父にもつ家に生まれ、
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