異性と不適切交際、仕事せずに携帯操作…２月だけで19人も処分、群馬県警

群馬県警が2月中だけで職員19人を「監督上の措置」と呼ばれる懲戒未満の内部処分としていたことが13日、情報開示請求に基づく県警への取材で分かった。7人は昨年10月に太田署の留置施設で起きた死亡事案に関する処分だったことが既に判明している。このほか6人は異性との不適切交際が理由だった。既婚者が複数の異性を誘った事例もあったとみられる。

　監察課によると、不適切交際は警部補から巡査長までの6人で、所属長訓戒などとなった。うち5人を巡っては、関係者からの情報提供で1人に関する事案が判明したのを機に、県警が組織内を調査し、別の事案が発覚した。いずれも勤務時間外の行為という。

　このほか、昨年8月-今年2月、日直体制となる休日昼間の勤務中に、定められた制服や拳銃を身に着けなかった警部を本部長注意に、昨年6月に複数回、私用の携帯電話を長時間操作し、仕事をしなかった巡査長を所属長訓戒とした。

　県警内のネットワークで、同僚の個人情報などを正当な理由なく閲覧した巡査部長2人は本部長注意などとした。「いけないと分かっていたが、個人的な興味でやった」などと話しているという。前橋市内での公用車の脱輪事故を届け出なかった巡査長と同乗の巡査長は本部長注意となった。

　今年の内部処分は1、2月だけで20人に上り、昨年1年間の27人に迫っている。

上毛新聞　23/03/14 11:30
https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/253865