フェミ「LGBT法で犯罪者が女性を偽りトイレに入ってくる」稲田「当事者の救済と犯罪者を排除は別問題」

LGBT法に力、稲田朋美氏が考える「保守」とは　「変えることで守れる本質がある」 | 社会,政治・行政 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE
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性的少数者ら社会的に弱い立場の人たちの支援に取り組む自民党の稲田朋美衆院議員（福井１区）が福井新聞のインタビューに応じ、国会提出が見送られたＬＧＢＴ理解増進法案について、来年の通常国会で成立させることに意欲を示した。政治理念や政策をまとめた新著「強くて優しい国」を出版。目指すべき社会の方向性を「自分の国は自分で守る気概を持ち、個人の自由や多様性を重視する国。日本の国柄を守りつつも、変えるべきところは変えていく」と述べた。インタビューは１８日に行った。

―「強くて優しい国」を出版した理由は。

「新型コロナウイルス禍で内向きになっている日本において、明るい未来や目指すべき社会像を示したいというのがきっかけ。ＬＧＢＴ理解増進法案、婚前氏続称制度の提唱、女性活躍の推進に取り組んでいることが批判の的になった。自分の考え、行動を説明したかった」

―ＬＧＢＴ法案の党内議論を主導した。

「ＬＧＢＴであることで苦しむ人がいて、特に若年の自殺者が多い。周りの理解が増せば、当事者の人たちは生きやすくなる。野党は差別の禁止条項が入った法案を出した。自民党案は理解増進法だが、与野党協議の結果、法の理念と目的に『差別は許されないという認識のもと』という文言を入れたところ、党内で強硬な反対があり頓挫した。非常に残念」

＞―女性と自認する男性が女子トイレに入るとか、訴訟が乱発されるとの指摘がある。

＞「世の中の理解を増進して苦しんでいる当事者を救う話と、自称女性の男性を排除できないという話は全く別問題。何が差別かの共通理解がないので、訴訟はかえって増えてきている。この法律ができれば、政府がガイドラインや基本計画を作り、理解が進み、むしろ訴訟は減っていくと思う」