トランプ大統領、また司法批判　政策差し止め判事は「米国を破壊」脅迫行為も…SNS上で爆弾予告など判事に対する攻撃が拡散

トランプ米大統領は20日、自身の交流サイト（SNS）に、連邦地裁の判事が全米で大統領令などを差し止める判断をするのは違法で「米国を破壊に導く」と投稿した。トランプ氏はこれまでも政権の政策を差し止めた司法判断を激しく批判しており、米メディアによると判事への脅迫行為も発生。司法の独立が脅かされるとの懸念も出ている。

「殺人者などの犯罪者を故郷や米国外に送還するため、大統領が迅速に断固として行動することは許されるべきだ」。トランプ氏は投稿で、ベネズエラ犯罪組織メンバーの国外追放措置が差し止められたことに改めて不満を表明。ロバーツ最高裁長官に対し、連邦地裁判事の判断が全米で効力を持つのをやめさせるよう迫った。別の投稿で国外追放措置を差し止めた判事の名前を挙げ「売名行為だ」とののしった。

ニューヨーク・タイムズ紙によると、トランプ氏や政府高官らの非難を受け、SNS上で判事への攻撃が拡散。爆弾予告や匿名の電話、注文していないピザの配達などが起きているという。（共同）

https://www.sankei.com/article/20250321-63GUVAE4JZKWFADXQCXWSE2XBE/

野党や地方政府、企業、民間の団体が大統領令の無効を求めて提訴することも多い。裁判所で違憲判決が出れば大統領令は効力を失う

それが今のアメリカ