【米大統領選】バイデン氏、黒人男性の支持に陰り＝WSJ調査

ウォール・ストリート・ジャーナル（WSJ）が激戦州7州で先ごろ実施した世論調査で、11月の大統領選でドナルド・トランプ前大統領に投票すると答えた黒人男性が増えていることが明らかになった。

調査によると、黒人男性の大半はジョー・バイデン大統領を支持しているものの、「間違いなく」あるいは「おそらく」トランプ氏に票を投じるとの回答が約30％あった。前回2020年の大統領選については、今回の調査と比較できる激戦州を対象とするWSJの調査結果はないが、「APボートキャスト（AP VoteCast）」によると、全米で黒人男性の12％がトランプ氏に支持票を投じたとみられる。

また、今回のWSJ調査では黒人女性の11％が「間違いなく」または「おそらく」トランプ氏に投票すると答えたのに対し、APボートキャストの調査では、2020年にトランプ氏に投票した黒人女性は6％だった。

黒人女性のトランプ氏支持率は黒人男性より低いものの、第3の候補への投票や棄権など、他の選択肢を探る動きもみられる。今回の調査では、黒人女性の42％が、まだ支持する候補を決めていないか、投票行動を変える可能性があると分類された。バイデン氏がこうした無党派層の支持を確保し損ねていることを示した。

調査では、ラテン系女性と黒人男性の多くがまだ説得可能なことが示されたが、最も民主党に忠実な有権者層である黒人女性の42％という数字は注目に値する。

黒人有権者の一部は、経済や移民問題を巡るバイデン大統領の政策に不満を示している。民主党の強力な支持基盤である黒人の支持が揺らげば、再選を目指すバイデン氏に逆風が吹きかねない。

調査を行った民主党側の世論調査員、マイケル・ボシアン氏によれば、黒人有権者が選挙間近になると民主党候補に好意的になるのは珍しいことではない。

「とはいえ、バイデン離れはこれまでの民主党候補よりも大きい」とボシアン氏は述べた。

2024/4/12 6:50:00
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/ar-BB1lsQjy

トランプは、許さないよ無能岸田を。