【ゲーム】リメイク版『ドラクエ3』性別廃止の結果…「わけがわからないよ」な事態に 「ぱふぱふ｣ ｢セクシーギャル」は残る

「セクシーギャル廃止？」の懸念もされたが…

　HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』では、プレイヤーの分身である「勇者」をはじめ、仲間キャラクターの「性別」が廃止されました。「男」「女」ではなく、見た目として「ルックスA」「ルックスB」が選択できるという仕様です。

　この仕様が発表された際は、「昨今の風潮とはいえ、『配慮』し過ぎなのでは？」という声もあがり、賛否両論が巻き起こりました。また、スーパーファミコン版『ドラクエ3』から導入された「性格」についても「セクシーギャル」という女性専用のものがあったことから、「廃止されるのでは？」と懸念されました。というのも、多数ある性格のなかで、セクシーギャルはステータスの伸びが格段に良く、重宝されていたものだったからです。

　実際、HD-2D版『ドラクエ3』発売当日も「セクシーギャル」がX（旧：Twitter）でまる1日にわたってトレンド入り。「ルイーダの酒場」で連れ出せる仲間をセクシーギャルにしたいプレイヤーが、試行錯誤する様子がうかがえました。

　廃止が懸念されたセクシーギャルは残ったものの、勇者の性格としてはルックスB（過去作の女性）にしか適用されません。しかし、ルイーダの酒場で作れる仲間は、ルックスAでもセクシーギャルにすることができます。かと思いきや、装備することで性格がセクシーギャルになるアイテム「ガーターベルト」は、ルックスB専用です。

　ちなみに、過去作にあった性格「ラッキーマン」は「ラッキーパーソン」に名称が変更されています。装備品では「ステテコパンツ」などがルックスA専用、「ひかりのドレス」「まほうのビキニ」などがルックスB専用となっています。

　ほかに、「性別」を意識させるイベントとしては、「アッサラームの町」での「ぱふぱふ」があります。過去作では、男性キャラを先頭にして町の女性に話しかけると、ぱふぱふのイベントが起きる、というものでした。今作でも、ルックスAのキャラを先頭にすることで、イベントが発生します。そして、ルックスBのキャラが「フケツよお」と発言するのです。

　また、「ロマリア」でのイベントでは、ルックスBのキャラが王様になると「女王」と呼ばれるなど、「性別廃止」がされたわけではないと考えられます。プレイヤーからも「名称が変わっただけで性別がなくなったわけじゃないんだ……」「男女じゃだめだったの？」「なんだかよく分からないことになってる」という声があがっています。

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