「慰安婦は売春婦」発言　韓国最高裁が無罪判決

「慰安婦は売春婦」発言　韓国元教授無罪確定の衝撃　「反日歴史観」正常化へ議論活発化
https://www.sankei.com/article/20250218-QGQDZ6H2HRBA5DJKPWADCQYS2U/

柳氏は2019年9月、講義中に慰安婦問題について「直接的な加害者は日本（政府）ではない」「（慰安婦は）売春の一種だ」などと述べた。これに対し、元慰安婦支援団体「韓国挺身（ていしん）隊問題対策協議会（挺対協、日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯‖正義連の前身）」が告訴し、検察が柳氏を在宅起訴した。

1審は、憲法が保障する「学問の自由」を強調し、柳氏の元慰安婦に関する発言について無罪を言い渡した。2審も1審を支持した。

韓国・聯合ニュースによると、韓国最高裁は13日、検察側の上告を棄却し、元慰安婦に対する名誉棄損を無罪とした1、2審判決が確定した。

この判決をどうみるか。

麗澤大学の西岡力特任教授は「2019年から生まれていた『韓国の反日はおかしい。このままでは国がおかしくなる』と主張していた『アンチ反日派』に対し、極端な反日姿勢だった文在寅（ムン・ジェイン）政権が検察を動かして刑事訴追まで行われた。今回の無罪確定で判例ができたことは、韓国の歴史観が正常化する大きな一里塚だと思う。無罪確定の背景には、ちゃんとした韓国語での研究書が出てきたことがある。韓国の学会やジャーナリズムでも、事実に基づく議論が堂々とされるようになったことが後押ししているのではないか」と話した。